3年越しの夢叶う!岐阜市金山町「笹洞鉱山」へ蛍石ハンティングへ行ってきたレポ!(中編)
3年越しの夢叶う!岐阜市金山町「笹洞鉱山」へ蛍石ハンティングへ行ってきたレポ!(前半)
のつづき。
採集ポイントまでは少し歩きます。
ちょっと登った所に小屋がありまして、
そこでガイドの中島さんが蛍石の見つけ方のコツなどを
教えてくれます。
UVライト(紫外線ライト)があると蛍光するので蛍石を探しやすいのですが、
昼間でもパワーがあるライトでないと持っている意味なし。
私が持っていたUVライトは暗闇では蛍光するにですが
昼間の自然光の中では全然パワーがなくてダメ。
なので、長波の365nmがしっかり出るUVライトの方が
見つけやすく面白いかと思います。
シュッとしたかっこいい木達。杉かなぁ?
足元はこんな感じ。石英、瑪瑙がゴロゴロ落ちてます。
今回は2組の家族連れの方と一緒だったのですが、
4歳ぐらいの小さなお子さんも歩けるぐらいの林道を
10分ぐらい登って行き採掘現場へ到着。
この機械は大きな蛍石を小さく砕く機械(だったと思う)
この笹洞鉱山は昭和46年に閉山したのですが、
日本で第2位の蛍石の採掘所だったそうです。
ちなみに、第1位は平岩鉱山という尾根を挟んだ向かい側の場所。
つまり同一鉱山なので
笹洞鉱山と平岩鉱山で蛍石産出量は95%
国内シェア率ナンバーワン!蛍石の聖地!!
では、
採掘した蛍石は何に使ったのか?
この笹洞鉱山で産出された蛍石は愛知県に運ばれ
製鉄の際に使用。
鉄鉱石を溶かす際にこの蛍石を一緒に入れると
鉄鉱石が早く溶け、
しかも精製の精度が高くなるそうです。
それを聞いてすぐに
「曜変天目茶碗」を思い出しました。
鉱物って
私達のすぐ身近に昔から存在していたのですね。
…なーんて、
鉱物研究科をきどってみたりしながら
まだまだ続きます。
- 2019.06.27 Thursday
- 体験してみた
- 12:35
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- by 鉱物ソムリエ 西内まこ